前回のまとめ記事に続き、愛知学院大学佐々木先生のiPadクラスの講義支援の経験をお話しいたします。
講義中のトラブル対応
講義が始まると、講座指定テキストをベースに、先生が講義を進めていきます。
主に講義で利用したのは、
- テキスト問題の演習&正解確認用html教材(オンライン環境)
- iBooks書庫に収めたepub形式リーディング用教材(オフライン環境)
- リスニング用音声教材(オフライン)
- 紙ベースのテキスト冊子
- 学生持参のデジタル辞書
でした。
年間を通して発生したトラブルは、主にオンライン教材に集中していました。
どんなトラブルかというと、オンライン上の学習教材は、先生により常に最新のものに更新をかけていくのですが、
- iPadのSafariを通してオンライン教材にアクセスする際に、ログインパスワード保護をかけているので、IDやパスワードの失念対応
- 母艦の教材データは最新なのに、Safariの古いキャッシュが表示されてしまい、新しい教材にアクセスできない
- 母艦の教材データは最新にするはずなのに、何らかの原因で更新が反映されておらず、教材にアクセスできない
- 充電が十分ではなく、講義途中にバッテリー切れとなり、教材にアクセスできない
- テキストを忘れてしまい、教材にアクセスできない
といったところでした。
この内、Safariの古いキャッシュが原因となるトラブルと、大元の教材の更新がなされていない場合のみ、トラブル解決に時間がかかりました。
内容は後述するとして、まずは順番に対処方法を挙げていきます。
ログインID・パスワードの失念
先生および支援員が控えを持っていれば、すぐに教えられます。
また、学習管理機能にこだわらなければ、個別のアカウントを用意することも必要ないので、1つの共通のIDとパスワードで実行することも可能です。まわりのクラスメイトに確認すれば、解決できる問題となります。
古いキャッシュにより最新の教材にアクセスできず
トラブルが発生しているiPadを支援員が把握(先生から教えて頂く、または適時見回りを行いながら確認する)できたら、一旦iPadを引き取る。
一般→Safariより、古いキャッシュをクリアするのですが、OSのバージョンがあがることにより、設定メニュー項目がガラッと変わってしまうこともあったため、苦慮しました。
iOS 5.0.1では、
- 履歴を消去
- Cookieとデータを消去
- 詳細→webサイトデータ→編集→個別サイトデータ消去、もしくは全webサイトデータを削除
ここをおさえておけば、大丈夫かと思います。
教材の更新が反映されていない
何らかの原因により、キャッシュをクリアしても全員のオンライン教材の更新がなされていない場合、教材のデータをアップロード自体が行われていない可能性があるため、教材データをアップロードを行っているPCから再度更新をかけることをお勧めします。
今回のケースでは佐々木先生ご自身がアップロードをなされていらっしゃったため、ノートPCを教室に持って来ていただき、すぐに更新がかけられるよう準備いただきました。
バッテリー切れ
佐々木先生クラスでは、個々の学生に講義の時だけiPadを貸与していたため、講義がない時には事務室で厳重に保管をいただいておりました。ここでは、講義が始まる前日までにすべて充電を行って頂き、100%の状態で用意をお願いできていました。
そのため、講義中には充電しながら使うことはなく、また万が一バッテリーのトラブルで十分に充電しているにもかかわらず、短時間でバッテリー切れしてしまうことも想定し、予備機を用意することも大事かと思います。
学生にiPadを与える場合は、個人にバッテリー管理を委ねることにするか、個々のデスクに電源の差し込み口がある教室で講義を行うなどの工夫が必要でしょう。
テキスト忘れ
講義内で演習する問題はデジタル化されていたため、演習することに限っては特に影響はなかった。ただし、それ以外の説明時など紙の教科書が必要な場面も少なからずあったため、注意は必要。
今回のまとめは以上です。
名古屋教育ソリューションズでは、愛知学院大学での事例のようにiPadを用いた教育現場のご支援するお手伝いをさせていただいております。本サービスにご興味をお持ちの方は、お問い合わせ下さい。
次回は、残り2つの項目、そして愛知学院内で行われた佐々木先生の学内講演会の様子、そしてスマートデバイスACADEMIA内での佐々木先生のご発表内容について少しだけご案内したいと思います。





